阿蘇や熊本城だけじゃない!熊本のドライブスポット・宇土観光編

宇土市は熊本県の南に位置する、海苔の生産で有名な有明海を望む市です。その為、海に因んだ観光スポットが多く、昔から人が住んでいたこともあって歴史の深い市でもあります。

古代の天皇も思わず足を止めた、御輿来海岸

御輿来海岸は宇土半島の北側の岸にあります。その由来は景行天皇が熊本へ遠征に来たさいにこの美しい海岸が目に止まり、輿を思わず止めたことでこの名前がつきました。この光景は潮の満ち干きによってできる自然が作り上げた風景で、長さ10km最干時には2km以上沖合まで波によって作られた砂の曲線が姿を表します。

これはこの海が遠浅で干満の差の大きい海であることが原因です。大潮の最も潮が干いた時の夕日に照らされる姿は伝説の通り多くの人の足を止めます。その日には県内外から多くのカメラマンが撮影にやってくる熊本有数の景勝地です。この場所は「日本の渚百選」・「日本の夕日百選」に選ばれています。

CMで一躍有名に、長部田海床路

御輿来海岸と同様に遠浅の海ならではの光景が見られるのが長部田海床路です。一見海の中に電柱が並ぶ不思議な光景ですが、実はこれは干潟で海苔養殖や貝採りを行う漁業者のために作られた道路があるのです。その為潮が引いている時は漁業関係者の軽トラックなどが走る光景が見られます。潮の状態次第ではまるで海の上をトラックが走るという光景も見られます。

大分麦焼酎のCMのロケ地になると注目されるようになり、海の上に並ぶ電柱という不思議な光景を見る人が増えました。中にはジブリ映画の「千と千尋の神隠し」のワンシーンに似ていると評判です。ちなみにこの道路はあくまで関係者専用の道路なので車を入れることはできません。夜になれば電柱の明かりが海を照らすこれまた不思議な光景を見ることになりますが、これは夜に道が海に沈んで船が座礁しないようにつけっぱなしになっているようです。夕日と共に沈む光景はなんとも幻想的です。

今なお使われる江戸時代の上水道、轟水源と轟泉水道

宇土にある全国的にも珍しいものに轟水源と轟泉水道があります。この水源は湧き水の多い熊本では湧水量が1日3000トンと少ない方では有るがそれでも名水100選に選ばれる場所です。しかしこの水源が注目されるのはそれだけではありません。実はこの水源を利用した上水道は江戸時代から現在に至る間で利用されている日本最古の水道なのです。江戸時代の宇土の街は飲用水の水質が悪く困っていた所、熊本藩の支藩だった宇土藩藩主の細川行孝が轟水源から4.8kmにおよぶ水道設備を作らせました。

これにより宇土の街の武家屋敷には1戸一つ、町人には共同の井戸が利用できるようになったのです。後に陶器製の土管が傷み出したため更に大改修を行う事になり、宇土で取れる馬門石という阿蘇の火砕流が作った凝灰岩を使って水道を作り直しました。この水道設備は現在も100戸ほどの家で使われており、轟水源は公園として整備され、かつての宇土細川家の菩提寺後は桜の名所としても人気です。轟泉資料館にはこの水道の建設に関わる資料が展示してあります。

この他にも宇土の街は江戸時代の風情を残す地域や平安時代に作られた宇土古城や縄文土器の出土した轟貝塚の史跡や名所があります。熊本に起こしの際はぜひ宇土に足を運んでみてください。

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